MRIの詐欺事件等、海外投資に絡んだ詐欺に注目が集まっていますが、海外投資に際しては、業者に支払う手数料にも注意しましょう。
なぜなら、海外の金融商品等(不動産を含む)を日本の個人投資家に対して販売する業者の中には、情報の格差を利用して(要は日本人が英語ができないことをいいことに)高額な手数料を請求するケースがあるからです。当然のことながら、業者に対して支払う手数料等は、投資家自身のパフォーマンスに対してマイナス要因です。
必ず、その投資商品、もしくは代替商品について、他の販売業者の手数料を確認するようにしましょう。
販売元から投資家までの間に、複数の仲介業者が関与していると、手数料が跳ね上がっている可能性もあります。また、インターネットで簡単に購入できる金融商品を、いかにも独占的に販売しているように装っている業者もあります。豪華なパッケージに騙されてはいけません。それらは全て、投資家のパフォーマンスを下げる要因です。
谷口 郁夫